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奈良の神々を訪ねて

2020年11月14日スタッフブログ

 皆さま、お久しぶりです。調理課の西尾です。

 コロナ禍の中ですが、めげずにがんばっていきましょう!!

 今回は、奈良県にある7つの社寺についてお話しさせていただこうと思います。

なぜ7つなのか??

年々全国的に天災、水害が多く各地で大変な思いをされています。そこで私は、ふと思ったのです。なぜ、私の住んでいる奈良は天災、水害が少ないのか? そして、わかった事が7つの社寺に関係しているのではないか!?と推測したのです。   毎年3月に行われる、東大寺二月堂でのお水取り。その水は若狭井から香水を汲むというものです。なぜ、若狭なのか?

その昔実忠和尚が八百万神々を二月堂に招待された。しかし若狭の神だけが遅れて来られ 遅参された神はお詫びに二月堂まで香水を送る約束をしたというのが所説ある云われの一つです。そして、その香水が・・・・  

 

一社 東大寺 二月堂

石上神宮

   華厳宗  東大寺本尊:盧舎那仏(如来と同じ位)

        二月堂本尊:十一面観音  

 

二社 石上神社 祭神:布都御魂大神  神体:布都御魂剣

                     天神社:高皇産神、神皇産神

                        神武天皇が熊野で邪神の毒にあたり、壊滅寸前で高倉下命が高天原から                          降了された御神剣を神武天 皇に捧げて危機から救った。その際の布都御魂剣。  

 

三社 大神神社

            祭神:大物主大神(別名 大黒天)

           【摂社 狭井神社】 祭神:大神荒御魂  薬井戸の水が湧く狭井の御神水

           【有名な三ッ鳥居】

          ここで少し余談になりますが、京都太秦の木嶋神社(蚕の社)には

          形の異なる三つの鳥居があります。  

 

四社 丹生川上神社

            本殿、祭神:罔象女神

    東殿:大日孁貴命(天照大神)、八意志兼命、誉田別命(応神天皇)

    西殿:上筒男神(住吉大神)、大国主命、事代主命、菅原道真公

       高見川、四郷川、日裏川の合流地、夢淵近くに【丹生の真名井】があります。  

 

五社 吉野水分神社

    祭神:天之水分大神

    配祀神:高皇産神 → 栲幡千千姫命 → 瓊瓊杵尊          

             (娘)       (子)

        少名彦神、玉依姫命(神武天皇の母)  

 

六社 天河大弁財天社(日本三大弁財天の一つ)

    祭神:市杵島姫命 <厳島神社の祭神宗像三女神の一人>

    配祀神:南朝四代天皇 <後醍醐天皇・後村上天皇・長慶天皇・後亀山天皇>

        天之御中主神より百柱の神   天地開闢において神々の中で最初に現れた神。                       別天津神にして造化三神の一柱

            ちなみに、市杵島姫命と弁財天は同神でしかもとびきりの美人である。  

 

上記のように、名高い寺社や神々がおられます。この一社から六社の地下を水脈が走り、地上では奈良県のほぼ中心を一社から六社までまっすぐにつなぐことができ、そして、 最後に・・・・・ 

 

七社 玉置神社

   祭神:国之常立神(神世七代の一番目、天地に現れた六番目の神)     

      伊邪那岐、伊邪那美(神世七代の七番目の神)     

      天照大神、神倭伊波礼比古(神武天皇)

   摂社、三柱社:倉稲魂神(伏見稲荷大社祭神)

          天御柱神、国御柱神(風神)  

 

春日大社

 

 

 

末社 若宮社:住吉大神(住吉大社の祭神)

       八幡大神(宇佐八幡宮の祭神)

       春日大神(春日大社の祭神)

   神武社:迦具土神、速玉男神、高倉下神

   玉石社:大巳貴命(出雲大社の祭神)

   白山社:菊理姫神(白山神社の祭神、天照大神の伯母)    

   山之社:大山祇神(日本の山神の総元締 伊邪那岐と伊邪那美の子)

   大日堂社:役小神(修験道の開祖 呪術者)

 

まで、真っ直ぐに繋がります。不思議だと感じられませんか? 奈良をこのように見るとやはり、神々に守られていた土地だとわかります。   今回各寺社については詳しく書いておりませんが、また次の機会がありましたらお知らせできると思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

石上神宮

 

 

 

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